この記事のまとめ
- コーチングLPで申込が来ない原因は、文章のうまさよりブロックの並び順にあることが多い
- 申込につながるLPは、9つのブロックで組み立てる
- 直す順番は、ファーストビュー → オファー → 料金と条件 → 申込ブロック → 実績
- 支援した語学スクールでは、LPを組み直してCVRが3.2倍、獲得単価は47%下がった
- LPだけ直しても増えないときは、広告(誰を連れてきているか)とLP後(LINE・体験)を見る
「LPは作った。広告も回っている。でも申込が来ない」
コーチング事業をやっている方から、いちばん多く聞く相談です。
このとき、多くの方がコピーを書き換えようとします。
ただ、実際に直して変わるのは、言葉そのものより読む順番であることがほとんどです。
この記事では、コーチングLPを構成する9つのブロックと、申込が来ないときにどこから直すかを、順番で整理します。
コーチングLPで申込が来ない原因は、文章より並び順
LPを読む人は、上から順に小さな判断を積み重ねています。
「自分に関係あるか」「この人は分かっているか」「何をしてくれるのか」「いくらか」「申し込んで大丈夫か」。
この順番がずれていると、途中で離脱します。
たとえば、料金の説明より先に申込ボタンだけが並んでいるLPは、読み手からすると判断材料が足りません。
逆に、実績を最初に長々と見せても、自分向けだと分かっていない段階では読み飛ばされます。
言葉を強くする前に、並びを直したほうが早いのはこのためです。
広告=蛇口、LPとLINE=バケツ。バケツの底が抜けたまま蛇口をひねっても、水は溜まりません。LPは、広告費が残るか流れ落ちるかを決める場所です。
申込につながるコーチングLPの構成9ブロック
順番も含めて、9つのブロックで組み立てます。
それぞれ「何を書くか」と「よくある失敗」を並べました。
| # | ブロック | 書くこと | よくある失敗 |
|---|---|---|---|
| 1 | ファーストビュー | 誰の、どんな状態を、どう変えるか | 肩書きと講座名だけで、相手が出てこない |
| 2 | 共感・現状の言語化 | 読み手が自分の言葉で言えていない悩みを代わりに書く | 不安を煽って終わる |
| 3 | このままだとどうなるか | 放置した場合に何が起きるかを事実ベースで | 脅しになり、読後感が悪くなる |
| 4 | 提供内容 | 何をするのか(セッション・課題・サポート) | 抽象的な価値の話だけで中身が分からない |
| 5 | 進め方・期間 | 申込後の流れ、期間、頻度、使うツール | 申込後のイメージが湧かないまま終わる |
| 6 | 実績と第三者の声 | 受講者の変化。数字があれば条件つきで | 誰の声か分からない断片だけを並べる |
| 7 | 料金と条件 | 金額、支払い方法、募集人数や期限 | 問い合わせないと何も分からない |
| 8 | よくある不安への回答 | 続けられるか、合わなかったら、時間が取れるか | 質問が売り込みの言い換えになっている |
| 9 | 申込ブロック | 次にやることを1つだけ示す | LINE登録・メール・電話と選択肢が多すぎる |
9つと聞くと多く感じますが、ほとんどのLPにはすでに4〜6個は入っています。
足りていないのは、たいてい5(進め方)・7(料金と条件)・8(不安への回答)のどれかです。
この3つが抜けていると、読み手は「良さそうだけど、決められない」という状態で離脱します。
申込が来ないとき、どのブロックから直す?
全部を一度に直すと、何が効いたのか分からなくなります。
離脱が起きる順に、上から手をつけてください。
- ファーストビュー:広告の文言と、LPの1行目がつながっているか
- オファーの中身(4・5):何をするのか、どう進むのかが書いてあるか
- 料金と条件(7):判断に必要な情報が揃っているか
- 申込ブロック(9):入力項目が多すぎないか、次の行動が1つに絞れているか
- 実績と声(6):具体性があるか
実績を最後に置いているのは、価値が低いからではありません。
その前の4つが整っていないと、実績を厚くしても判断まで届かないからです。
直す順番は、読み手が判断する順番と同じと考えてください。
LPだけ直しても申込が増えないとき
LPを直したのに数字が動かない場合、原因はLPの外にあります。
見る場所は前後の2つです。
LPの前:誰を連れてきているか
広告のクリエイティブが強すぎると、興味の段階が浅い人が大量に来ます。
LPのCVRが低いのではなく、そもそも申し込む気のない人を集めている状態です。
広告の文言とLPの1行目を並べて読んで、同じ話に見えるかを確かめてください。
広告側の設計は「コーチングビジネスの広告の出し方」で解説しています。
LPの後:登録したあとに何を送っているか
LPのゴールを体験セッションの申込にしている場合、ハードルが高くて止まることがあります。
いったんLINE登録を挟み、そこで判断材料を渡してから体験に進んでもらうほうが、全体の申込数は増えやすいです。
登録後の流れは「コーチングのLINE集客の仕組み」と「コーチングの集客ファネルの作り方」にまとめました。
体験セッションに申込が来ない場合は「無料体験セッションに申込みが来ない理由」も参考になります。
直した後、何の数字を見る?
LPを直したら、見る数字は3つです。
- LPのCVR(ページを見た人のうち、登録や申込に進んだ割合)
- 獲得単価(1件の登録・申込にかかった広告費)
- LINE登録率(LPから登録まで進んだ割合)
支援した語学スクールでは、LPからLINEへの導線を組み直した結果、LPのCVRが3.2倍、獲得単価は47%改善し、LINE登録率は78.8%になりました。
数字を見るときは、変更した日を記録しておいてください。
前後28日で比べると、季節の影響をある程度ならして判断できます。
複数箇所を同時に変えないのも、効いた理由を残すための基本です。
広告費が回収できているかの判断は「ROASの目安はいくつ?」で整理しています。
自分で作るか、任せるかはどう決める?
判断の材料は3つです。
- 毎月の広告予算(少額で試す段階か、すでに継続して出しているか)
- 手を動かす時間(LPは作って終わりではなく、直し続けるもの)
- 自分のサービスを言語化できているか
言語化が済んでいるなら、最初のLPは自分で作っても形になります。
逆に、言語化の途中で外注すると、きれいなのに刺さらないLPができあがりがちです。
外注の費用感は「コーチング集客を代行に任せるべき?」「スクール事業者が広告運用を外注するといくら?」を参考にしてください。
まとめ
- コーチングLPは、言葉のうまさより9ブロックの並び順で申込率が変わる
- 抜けやすいのは「進め方」「料金と条件」「よくある不安への回答」の3つ
- 直す順番は、ファーストビュー → オファー → 料金と条件 → 申込ブロック → 実績
- LPを直しても動かないときは、広告(誰を集めているか)とLP後(LINE・体験)を見る
- 変更日を記録し、CVR・獲得単価・LINE登録率の3つで前後を比べる
まずは自分のLPを上から読み、9つのブロックのうち何が入っていないかを数えてみてください。
抜けているブロックを1つ足すだけでも、読み手の「決められない」は減ります。



コメント