友だち追加単価の相場はEC50〜100円|講座がいくらまで払えるかの計算式

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この記事のまとめ

  • 業界別の友だち追加単価(CPF)の表には、講座・スクールの列がありません
  • 相場を探すより、自分の講座の数字から「1件いくらまで」を出したほうが早い
  • 上限CPFは、講座単価・成約率・個別相談への予約率・許容広告費率の4つで決まる
  • 友だち1件の原価は追加単価だけではなく、登録後の配信コストも含めて考える
  • 上限を超えているとき、原因が媒体側にあるとは限らない。先に見るのはLPの登録率

「LINEの友だち追加って、1件いくらまで出していいんですか」
広告でLINE登録を集めている講座の方から、この質問をよく受けます。

検索すると、業種別のCPF(友だち1件あたりの獲得単価)の一覧は見つかります。
ただ、そこに載っているのはECや美容・飲食で、講座・スクールの行はどこにもありません。
この記事では、他業種のレンジを確認したうえで、自分の講座の数字から上限を出す計算式を整理しました。

りょー|株式会社アウメンタ代表

りょー

この記事を書いた人

株式会社アウメンタ(Aumenta)代表。
無形商材スクール・コーチング事業者に特化した集客マーケ支援を提供。
支援事業者14社、累計広告運用額5,000万円超、平均ROAS 500%超。

広告・LP・LINEの導線を一気通貫で設計し、スクール事業者の集客を仕組み化するのが専門です。

友だち追加単価(CPF)の相場は、業種別でいくら?

まず、公開されている業種別のレンジを確認しておきます。
LINE公式アカウントの配信ツール「L Message(エルメ)」が公開しているコラムと、アドマーケットが公開しているLINE広告のコラムに、それぞれ業種別の目安が載っています。

業種 友だち追加単価(CPF)の目安
EC・通販 50〜100円
美容・飲食 100〜200円
講座・スクール 該当する行がない

気づいた方もいると思いますが、講座・スクールの行は空欄ではなく、そもそも表に存在しません。
複数のコラムを見ても同じで、並んでいるのはEC・美容・飲食・不動産あたりです。
これは書き手が手を抜いたからではありません。次の章で、理由のほうを見ていきます。

なぜ講座・スクールの相場表が存在しない?

理由はシンプルで、友だち1件の価値が業種の中で揃わないからです。

ECなら、扱う商品の価格帯も、購入までの導線も、事業者どうしでそこまで離れません。
だから「友だち1件に100円」という言い方が、ある程度の範囲で通じます。

講座・スクールはそうはいきません。
月謝1万円の教室と、一括80万円の養成講座が、同じ「スクール」という分類に入ってしまう。
さらに、申込までに個別相談が入るかどうかでも、友だち1件から生まれる売上はまったく別物になります。
同じ業種名なのに中身が揃っていないので、平均を出しても誰の役にも立たない、という状態です。

だから、講座・スクールでは相場を探しに行くのをやめて、自分の数字から上限を出したほうが早い。これがこの記事の結論です。

自分の上限CPFを出す3ステップ

使うのは、すでに手元にある数字だけです。
講座の単価、個別相談からの成約率、友だちから個別相談への予約率、そして広告費に回してよい割合。この4つがあれば出ます。

ステップ1:個別相談1件の価値を出す

講座単価 × 個別相談からの成約率 = 個別相談1件あたりの期待売上。
ここは、直近3か月の実績を割り算するだけで構いません。

ステップ2:友だち1件あたりの期待売上に落とす

個別相談1件の期待売上 × 友だち→個別相談の予約率 = 友だち1件あたりの期待売上。
予約率は、LINE登録者のうち何人が相談や説明会に進んだか、で出します。

ステップ3:許容広告費率をかける

友だち1件あたりの期待売上 × 許容広告費率 = 上限CPF。
許容広告費率は、売上のうち広告に回してよい割合のこと。ROASの目標から逆算すると決めやすくなります(「ROASの目安はいくつ?講座・スクール広告の回収ラインを14社の実データで解説」で解説しています)。

計算例(説明のための例です。目安の数字ではありません)

講座単価30万円、個別相談からの成約率20%、友だちから個別相談への予約率10%、許容広告費率20%とします。
① 30万円 × 20% = 6万円(個別相談1件の価値)
② 6万円 × 10% = 6,000円(友だち1件あたりの期待売上)
③ 6,000円 × 20% = 1,200円(上限CPF)
この例では、友だち1件に1,200円まで出しても計算が合う、ということになります。

この例で見てほしいのは1,200円という数字ではなく、4つのうちどれか1つが動くだけで上限が大きく変わることのほうです。
予約率が半分になれば、上限も半分になる。だから他社の単価を借りてきても、自分の判断には使えません。

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追加単価だけでは足りない|配信コストも1件の原価

友だち1件の原価は、広告で払う獲得単価だけではありません。
登録してもらったあと、その人に配信を届けるコストも乗ってきます。

LINE公式アカウントの追加メッセージ料金は、2026年10月1日に改定されます。
改定後は、月20万通までが1通3円、それを超える分が1通2.5円という区分になります。
友だちの数が増えるほど通数も増えるので、獲得単価が同じでも1件あたりの負担は変わっていきます。

配信コストの計算例(説明のための例です)

友だち1,000人に月4通を配信すると4,000通。1通3円で12,000円となり、友だち1人あたり月12円の配信コストがかかる計算になります。
半年で見れば1人あたり72円。獲得単価と合わせて「1件の原価」として見ておくと、判断がぶれません。

配信ツールを使っている場合は、そのツール費も同じ列に並べて考えます。
費用の見方は「Lステップの構築費用はいくら?講座の単価から回収ラインを計算」と「UTAGEの料金はいくら?月額以外の費用と講座で元を取る件数」に整理しました。
どちらを選ぶかで迷っている方は「LステップとUTAGEの違いは?講座事業での選び方を5つの判断軸で比較」もあわせてどうぞ。

上限を超えているとき、まず疑う場所

計算した上限より実際のCPFが高い。このとき、最初に手が伸びるのは広告の設定です。
ターゲットを変える、入札を下げる、媒体を替える。気持ちはよく分かります。

ただ、順番としては広告 → LP → LINEの並びで、上流から1つずつ見ていくほうが早いです。
CPFは「広告費 ÷ 友だち追加数」でしかないので、分母が増えれば下がります。
そして分母を増やす余地がいちばん大きいのは、たいてい広告ではなくLPの登録率のほうです。

見る場所 確かめること
広告 クリック単価と、クリックした人が想定している相手と合っているか
LP 訪問した人のうち何%が登録したか。登録の理由が1行で書かれているか
LINE 登録直後に何が届くか。次の行動が1つに絞られているか

ある語学スクールでは、LP×LINEの導線を作り直した結果、LINE登録率78.8%という数字になりました。
同じ広告費でも、登録率が変われば友だち1件の単価はそのまま動きます。
LPで何を直すかは「講座LPの申込率が2倍になる7つのチェックリスト|改善前後を実例で解説」にまとめてあります。

CPFを下げる前に見る3つの数字

上限CPFの計算に出てきた数字は、そのまま改善の材料になります。
単価を下げにいく前に、この3つが今いくつなのかを出しておいてください。

  • 登録率(LPを見た人のうち、LINEに登録した割合)
  • 予約率(登録した人のうち、説明会や個別相談に進んだ割合)
  • 成約率(相談まで来た人のうち、申し込んだ割合)

3つのうち1つでも上がれば、許容できるCPFは自動的に上がります。
つまり「単価を下げる」だけが打ち手ではない、ということ。
登録から予約までの設計は「セミナー集客のLINE導線設計テンプレート」と「セミナー告知でLINE登録を増やす方法|広告からLINEまでの導線設計と登録率改善のコツ」、コーチング事業の場合は「コーチングのLINE集客の仕組み|広告→LP→LINE登録まで繋げる導線の作り方」を参考にしてください。

そもそも月いくら広告に出すか、から決めたい場合は「オンライン講座の広告費はいくら?予算別シミュレーションで適正額がわかる」が近い内容です。
クリエイティブの作り方まで踏み込みたいときは「講座・スクールの広告クリエイティブの作り方|申込が増える画像・テキストのパターン」へどうぞ。

よくある質問

相談の場でよく出る3つを置いておきます。

友だち追加広告とLP経由、どちらが安いですか

単価だけを見れば、LPを挟まない友だち追加広告のほうが低く出やすい形です。
ただし、LPを挟むと「何のために登録するか」を先に伝えられるので、そのあとの予約率が変わってきます。
比べるなら、CPFではなく個別相談1件あたりの獲得コストで並べてください。

ブロックされた分は、どう数えればいいですか

広告の管理画面に出るCPFは、ブロックを差し引いていません。
実務で使うなら、月末に残っている有効友だち数を分母にして計算し直すのがおすすめです。
配信コストも有効友だちに対してかかるので、こちらのほうが原価の実態に近くなります。

登録した直後に配信していいですか

登録直後のメッセージは、届く確率がいちばん高いタイミングです。
ここで売り込みを置くとブロックの理由になりますが、「登録の目的だったもの」を最初に渡すぶんには問題ありません。
渡したあと、次の行動を1つだけ案内する。この形にしておくと、予約率が測りやすくなります。

まとめ

  • 業界別CPFの目安はEC50〜100円、美容・飲食100〜200円。講座・スクールの行は存在しない
  • 単価と成約率の幅が広すぎて、業種の平均が意味を持たないため
  • 上限CPFは、講座単価×成約率×予約率×許容広告費率の3ステップで出せる
  • 2026年10月1日の追加メッセージ料金改定(月20万通まで1通3円/超過分1通2.5円)以降は、配信コストも1件の原価に入れて考える
  • 上限を超えていたら、広告→LP→LINEの順に見る。動く幅が大きいのはLPの登録率

まずは、直近3か月のLINE登録数・個別相談数・成約数を書き出してみてください。
その3つを割り算すれば、自分の上限CPFは今日のうちに出ます。
相場を探していた時間より、たぶん短く済みます。

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りょー|株式会社アウメンタ代表

りょー

この記事の執筆・監修

株式会社アウメンタ(Aumenta)代表。
無形商材スクール・コーチング事業者に特化した集客マーケ支援を提供。
支援事業者14社、累計広告運用額5,000万円超、平均ROAS 500%超。

記事内の支援事例の数字は、当社サイトで公開している実績に基づきます。
成果には個人差があり、成果を保証するものではありません。

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