この記事のまとめ
- ウェビナーの参加率は、海外の調査で申込者のうち約46%と紹介されている(教育業界は48%)
- 対面の無料セミナーは、申込数に対して60〜70%程度という古い目安もある
- 講座の無料説明会や個別相談会は、何を分母にするかで参加率の数字が大きく変わる
- 申込から当日までの離脱は、申込直後・前日・直前の連絡で減らす工夫ができる
- 参加率を見たら、次は参加から成約までの割合を見る
「無料説明会の申込は入るのに、当日来る人が少ない」
講座やスクールを運営している方から、よく聞く悩みです。
このとき気になるのが、自分の参加率が低いのか、それとも普通なのかということです。
この記事では、一般的なセミナー参加率の目安を紹介したうえで、講座の説明会や個別相談会で自分の参加率をどう測り、どう上げるかを整理します。
セミナー参加率の平均は何%?

まず、公開されているデータを見てみます。
調査元や時期が記事によって違うので、出典とあわせて紹介します。
| 形式 | 参加率の目安 | 出典 |
|---|---|---|
| ウェビナー(全業種平均) | 約46% | Livestorm社の2024年のデータ(Lステップ公式ブログで紹介)/99Firms社の調査(リコーのコラムで紹介) |
| ウェビナー(教育業界) | 48% | Livestorm社の2024年のデータ(Lステップ公式ブログで紹介) |
| 企業の無料販促セミナー(対面) | 申込数に対して60〜70%程度 | Web担当者Forum(2010年の記事。調査元の記載なし) |
紹介されている数字だけを並べると、オンラインのウェビナーは半分前後、対面の無料セミナーはそれより高めです。
ただし、対面の数字は2010年の記事で紹介されている目安で、調査元も書かれていません。
今の自分の数字と比べるときは、あくまで大まかな目安として見てください。
上の数字は主に企業向けセミナーや一般のウェビナーのものです。講座・スクールの無料説明会は、集め方や申込の手軽さが違うため、そのまま当てはまるとは限りません。
講座の無料説明会・個別相談会は、一般のセミナーと何が違う?

講座やスクールの説明会・個別相談会には、一般的な企業セミナーと違う点がいくつかあります。
- 広告やSNSから、比較的気軽に申し込まれることがある
- 参加者は情報収集ではなく「自分に合うか」を確かめに来る
- 説明会の後に、個別相談や申込という次の段階がある
- LINEやメールで事前に何度か接点を持てる
気軽に申し込める分、当日来ない人も出やすくなります。
一方で、申込から当日までにLINEやメールで接点を持てるので、連絡の組み立て次第で参加率を上げやすいのも特徴です。
自分の参加率は、どの数字で割って出せばいい?
参加率を比べるときに、いちばん注意したいのが分母です。
同じ参加人数でも、何で割るかで数字がまったく変わります。
| 分母 | 計算の例(当日参加20人の場合) | 分かること |
|---|---|---|
| 説明会の申込数(40人) | 20÷40=50% | 申込から当日までの離脱 |
| LINE登録数(200人) | 20÷200=10% | 登録から参加までの全体の流れ |
| 日時を予約した数(30人) | 20÷30=約67% | 予約してから当日までの離脱 |
一般的に「参加率」と言うときは、申込数を分母にすることが多いです。
ただ、講座の集客では、LINE登録数を分母にした数字もあわせて見ておくと、どこで人が抜けているのかが分かりやすくなります。
分母をそろえないまま他人の数字と比べると、判断を誤ります。
申込から当日までに、参加者はどこで抜けている?

申込から当日までの離脱は、大きく3つのタイミングで起きます。
- 申込直後:申し込んだものの、日時や参加方法をすぐに確認していない
- 数日〜前日:日にちが空くうちに、優先度が下がる・予定が入る
- 当日直前:参加URLや会場が分からない、始まる時間を忘れている
申込から開催日までの期間が長いと、そのあいだに予定が入ったり、優先度が下がったりしやすくなります。
開催日を申込から近い日程にしておくことも、参加率を上げる手段の一つです。
当日の参加を増やすリマインドは、いつ何を送る?
| タイミング | 送る内容 |
|---|---|
| 申込直後 | 日時・参加方法・所要時間。カレンダーに登録する手順。当日に分かること |
| 開催の数日前 | 説明会で分かることを具体的に。参加前に考えておくとよい質問 |
| 前日 | 日時と参加URL(または会場)を再掲。都合が悪くなったときの変更方法 |
| 開始の少し前 | 参加URLと開始時間。すぐ入れるリンク |
ポイントは、日時の連絡だけで終わらせないことです。
「参加すると何が分かるのか」を具体的に伝えるほど、当日に参加する理由が強くなります。
また、都合が悪くなった人が別の日程に変えられる手段を用意しておくと、無断で欠席する人を減らせます。
参加率の次に、どの数字を見ればいい?
参加率が改善したら、次は参加した人のうち何割が個別相談や申込に進んだかを見ます。
集客の流れは、広告からLP、LINE登録、説明会の参加、個別相談、申込と、いくつもの段階がつながっています。
支援した語学スクールでは、LPからLINEへの登録の段階を組み直して、LINE登録率78.8%になりました。
このように、段階ごとの数字を分けて見ると、どこを直すと全体が一番良くなるのかが見えてきます。
体験や相談から入会・申込までの割合の見方は、「体験レッスンの入会率は何%が普通?」の記事で解説しています。
まとめ
- ウェビナーの参加率は、海外の調査で申込者の約46%(教育業界48%)と紹介されている
- 対面の無料セミナーは申込数の60〜70%程度という目安があるが、2010年の記事で調査元の記載はない
- 講座の説明会・個別相談会は、何を分母にするかで参加率が大きく変わる
- 離脱は申込直後・前日まで・当日直前の3つのタイミングで起きる
- リマインドでは日時だけでなく、参加すると何が分かるかを伝える
- 参加率の次は、参加から個別相談・申込までの割合を見る
まずは、直近の説明会で申込数・LINE登録数・当日参加数の3つを並べてみてください。
どの分母で見ても低いのか、特定の段階だけが低いのかで、次に直す場所が決まります。



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